共演したホームレスアイドル、iwamiちゃんに思うこと

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先日はTBSの人気バラエティ『好きか嫌いか言う時間』に出演させてもらった。

実は今までもバラエティ番組からたくさんの出演依頼をいただいてたんだが、なかなか自分の目的や意図と合わないこともあってお断りしていたので、今回が始めてのバラエティ番組だった。

今回は、おれが実際にバラエティに出演してみて思ったことを少し書きたいと思う。

 

バラエティ番組なので、正直どこまでおれの意図が伝わったかってことはわからない。けど、おれは少しでも多くの若い人たちと関わってみたいなと思ってるし、多くの若い人たちの気持ちも聞きたいと思ってる。

彼らがテレビで語っていた働かない理由やフリーターでいる理由っていうのも、少なくとも全否定ではなく、おれ的には納得できる部分も結構あった。それは今の時代だからこそできることなのかもしれないし、今の時代からこそ、できあがった生き方なのかもしれない。

でもそれは確実に、親のせいとか時代のせいとか、そういう影響も大いにあるんじゃないかと思う。

本当にそのままでいいのか


いまニートやフリーターがこれだけいるってことは、ある意味、ニートやフリーターでも生きていけてしまうということ。ほとんど餓死することもないし、働かなくても生きて行けてしまう。

働かなくても飯を食っていけちゃうわけだから、ある意味、働く理由とか、働かなきゃいけない危機感というのはあまり感じないだろう。でもそれも、この平和な日本だからこそそういうことが思えるわけで。

これが東南アジアとか後進国の、これから発展を遂げていく貧困のある国だったら、そんなことはもちろんできないわけだよね。働かなくても良い環境とか、頑張らなくてもいい環境になってる現状は、いまの日本という環境が作り出した産物だとおれは思ってる。

ただ、もちろんそういう社会現象っていうのもあるが、その中で、どうやって若者たちが意識を変えていくのかってことが大事なテーマだとおれは思ってて。もちろん生きていくためだけだったらがんばらなくても生きていけるし、ニートやフリーターのままでもいいのかもしれない。

でも、ちょっと説教がましくなってしまうが、本当にそれでいいのか?ってことなんだよね。

確かにいまはそれでいいって思いもあるのかもしれない。だから、いまはそれでいいんだと思う。でも、後々考えたら、せっかく生まれてきたあなたの命はそれでよかったのかと、それがあなたの命の価値でいいのかって、おれは思ってしまうわけだよ。

例えばイスとか机とかだって、使われるために生み出されたわけだよね。それが一回も使われなかったら、そのイスや机は、何のために作られたんだろう?って思ってしまう。

もちろん、それは作り手が勝手に作りたいから作ったんだろって話にもなってしまうが、そしたら子どもだって一緒で。

なんのために生まれてきたのか?


おれはそれなりに、生まれてきたには理由があると思ってる。もちろん、そんなの勝手に親がつくったんだろって言われればそれまでだよ。それは勝手に机やイスを作ったんだろっていうのと一緒。

でも、あなたを使いたいとか、あなたに価値があると思ってる人も中にはいるわけだよ。それは一緒にしちゃ申し訳ないが、机やイスと一緒で、誰か使う人と出逢えば「このイスを使おう」「この机を使おう」って、なっていくわけだよ。

あなたの家にある机やイスは、あなたが選んだ机やイスなわけでしょ。そうやって、あなたの家にある机やイスを使おうとする、あなたみたいな人が出てくるわけだよね。同じように、あなたを使いたいとか、あなたと組みたいとか、あなたと何かを一緒にやったらおもしろいって人は、必ず出てくる。

だからニートやフリーターでいるってことがダメってわけじゃなくて、ちゃんと自己を表現していくことが大事だとおれは思う。おれは、おまえたちの命ってそんなにちっちゃなものじゃないよなって思ってしまう。

「わたしが死んでもだれもわからない」とか、「おれが死んでもだれもわからない」なんて、本当はみんな思いたくないわけで。

確かに生意気。だが…


例えば先日の番組では、ホームレスアイドルのiwamiちゃんって子が出ていたと思うが、彼女だって頑張って生きてるじゃん。はっきり言うけど。あれはホームレスアイドルというひとつのキャラクターなのかもしれないし、色々発言には問題があるのかもしれない。

でも、彼女は一生懸命生きてるとおれは思うんだよね。彼女はニートやフリーターといった位置づけになるのかもしれないが、それでも彼女はホームレスアイドルって名前で、1年後2年後は続いてるかわからないけど、一生懸命生きてると思う。

まあ今回たまたまテレビに出て、IKKOさんに絡んで、おれも「こいつ生意気だな」って思った部分はあったけど、それだって彼女の自己表現だし、自分を見てほしいって思いだし、私には私の意見があるんだよってことを彼女は表現したいだけの話だと思うんだよ。

おれも収録では真っ向から否定している感じになってしまったが、真っ向から否定するつもりないし、彼女のすべてを否定しようとは思わない。

なぜなら彼女には彼女のしたいこと、やりたいことがあって、表現したいものがあって、それを叶えるためにああいうキャラクター作りをしてるのかもしれないわけじゃん。

ここでおれがなにを言いたいのかというと、そうやって、どんな状態であっても、どんな形であってもいいから、誰もが自分をしっかりと表現して欲しいとおれは思うんだよね。

もちろんそれが犯罪とかじゃダメだが、でもおれは彼女はすごく頑張ってると思うし、彼女は彼女なりに、ちゃんと自分というものを使ってると思う。

もしかしたらあのテレビを見て、「この子おもしろいじゃん」って思う人もいるかもしれない。いるかもしれないし、いないかもしれないけど、彼女がああいう表現をしていなければ、少なくともそういう人は絶対に現れない。

なにが言いたいかというと、みんな一人ひとり、誰かにつかってもらえる、誰かに用いてもらえるチャンスはいっぱいあるということ。そういうチャンスをおれはどんどん活かして欲しいと思ってる。

テレビでも佐藤っていう軽いノリの兄ちゃんがいたけど、彼だっておれはいいヤツだと思う。おれに足を組むなって言われたら、その後の時間はずっと組まなかった。そういうのは、おれは事実として目の前で見てるわけで。

彼はああやって調子こいてるが、すごい気持ちは小さい人間だし、でもなにかで自分を表現したいと思ってるんだよね。

ムカつくのはお互いさま!


結局、一人ひとり向き合ってちゃんと話せば、本当にみんないいところがあるわけだよ。でも社会とかテレビでは、断片的な部分しか映らない。でも実際は、そんなことはないわけだよ。世の中には、もっと本当に悪いやつだっていっぱいいる。

まだああいうところに出てくるやつの中には、本当に悪いやつはいないわけだよね。だから机やイスと同じように、誰か使ってくれる人は必ずいるし、誰か必ずあなたの力を用いてくれる、あなたの存在価値を認めてくれる人が出てくる。

なので今後もぜひ、ニートやフリーターって部分だけに意識を向けるのではなく、もっともっと自分の命を最大限使うことをしてほしいなとおれは思います。

おれは思うんだが、死ぬときは誰もが少なからず後悔をするものだろう。死ぬときになにも後悔がなかったって人は、ほとんどいないんじゃないかと思う。

でもどうせだったら、その後悔を少しでも減らしてほしいなって思うし、おれはどうせだったら、自分は自分の命をやりきったって言える人生を送りたいと思うわけだよ。

若い子たちに死ぬ間際を考えろっていうのは難しいかもしれないが、でも自分が死ぬときにどう死にたいかってことはぜひ考えてほしいなって、おれは今回の『好きか嫌いか言う時間』の番組出演を通して、改めて思いました。

今後もこういうチャンスがあればどんどん出て行きたいなと思ってるし、どんどん若い人たちと交わって、色んな時間を共有したいなって思ってる。

ときにはムカつくこともあるかもしれないが、それはお互いさまだろう。おれにはおれの正論があるし、そっちにはそっちの正論があるので。それにおれはまだヤングだから。笑

40歳で決しておれも歳をとってるわけじゃないと思うので、ちょうど中間層にいるからこそ、色んなことが見えるんじゃないのかなと思います。

氣愛

 

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