一歩一歩だけど、こいつも確実に変われる。

20代で服役歴、計6年。
最後の懲役刑は父親を後ろから殴りつけ、目が失明しそうになるほど暴行し、母親に訴えられ、両親が被害者、息子が加害者として傷害事件で逮捕されてしまった……その少年を1ヶ月前からお預かりしています。
彼の精神的な状態を判断し、現在、環境の良い場所で更生指導をしています。
彼は両親からも勘当され、出所時も引き取り先もなく…
とある地方の検事が僕のことを彼の祖母に紹介したようです。
彼の祖母から熱烈な相談を受けました…
何とか救ってほしい!助けてほしいと……
僕はまず、彼の両親(被害者)との面会を要求しました。
まぁ~もちろんのこと
両親でありながら、被害者でもありますから……
その両親と話したらどうなるか?は大体想像がつきますよネ。
でも、相手は僕。
自分の産んだ子供には親としての責任があります。
子供が手に負えない場合、放置してしまえば関係ない!?
そんなわけはない!
自分たちの手に負えない子供だからといって放置すればいいの?
手に負えなくなった子供がどこかで?無差別に他人に危害を加える可能性は……
いまの時代なきにしもあらず。
類似した事件は去年も今年も、発生し、まだ、僕たちの記憶にも真新しく、社会に激震を呼び起こした。
最悪!そうなることも考えて、放置しているのか?
だとしたら……
それは親としても、人としても無責任なことになる。
手に負えないからといって放置や放棄をしたら、いつか?誰かが?どんな形にせよ?関わるようだし、誰かに必ず負担がかかる。
そのとき、放置、放棄した人はどうだろう。
放置、放棄した人に必ず!倍返しのリターンがある。
僕は経験上そう思い、両親に叱咤激励をしました。
更生で子供を預かれば……
預かった以上、僕の責任。
僕も預かる以上は彼の人生ストーリーの一部分に登場するということ、僕との、で出逢いが吉とでるか……
僕は僕で責任重大。
親も僕も子供の更生に対し責任を持って生きるということが、より強固なパートナーになれる。
僕に預けて、両親が胡座をかいて安心しているようなら、僕はいつでも叱咤激励に行く。
そんなのは当たり前。
子も変わるが、親も変わらなければ、結局は変わらない。
彼は現在、多くの人たちのご支援、ご指導を受けながら、毎朝5時55分に起き。
$加藤秀視オフィシャルブログ by Ameba-09091101
毎日、雨の日も嵐の日も休まず、一キロ近い範囲で町内のゴミ拾いを行っています。
一緒に朝からゴミ拾いをしてきましたが、彼が、毎朝拾っているルートは見事なほどにキレイ!
$加藤秀視オフィシャルブログ by Ameba-09091102
拾ってない場所と拾っている場所とでは大違い。
行政や周囲の方達にもゴミのポイ捨てに気づいてもらうため、あえて他のルートはゴミ拾いをしていない。
$加藤秀視オフィシャルブログ by Ameba-09091103
彼はゴミ拾いを毎日休まずしている……
20日間、ゴミ拾いをしたことで気づいたことを
たくさん話してくれました。
今日で更生生活20日目。
挫折しながらも、一歩一歩確かな確信を……
疑っては、信じ、疑っては、信じ、一つづつ確かなもの掴み、日々、彼は社会復帰を果たすため!両親に心から謝罪するため!更生に一歩一歩、近づいています。
もし、これからさき……
皆さんの地元で更生活動をするときがあれば、ぜひ会いに来てやってください。