このメッセージを伝える為に。

おはようございます!
加藤秀視です。
今日も被災地、泊浜で炊き出しです!(^^)
気付けば4月ももう終わりで、時間が経つのは本当に速いですね。
今年は震災のあの日以来走りっぱなしだったので、桜もゆっくりと見ていない気がします(泣)
4月と言えども、東北の朝夜はまだまだ冷えます。
春の温かさと共にこの美しい桜が、被災地の皆さんに少しでも元気を届けてくれたらなぁ、なんて咲き誇る桜を見ながら想ったり。
震災から一ヶ月半。
被災地の状況も物資面では少し落ち着いてきた。
必要な支援も、食糧や衣類ではなく、住居や交通整備へと移りつつある。
やはり、それに伴って、被災地支援の動きも大分落ち着いてきたように感じる。
確かに今すぐ食べるものがない、という地域は少なくなってきているし、テレビで芸能人や有名人が支援に行っている姿を見て安心するのも分かる。
しかし、問題の変わり目で会って、支援が必要なことには変わりない。
少し落ち着いたからといって、被災地への支援を、意識することをやめないでほしい、と強く思う。
今、この震災を過去のことにしてしまったら、この震災で被災された方や命を亡くされた方はどうなるのか。
やっぱり当事者意識が何よりも大切だ。
自分や、自分の家族が被災したなら絶対に過去のことにはできないはずだ。
俺たちはこの震災から学ばなければならない。
俺達がどれだけ恵まれているか考えなければならない。
よく、「今、世界中では飢餓で苦しむ人や、戦争で命を落とす人がいる」という。
でも、俺たちはそのことを別の世界の話だと考え、自分がいかに恵まれているか考えない。
それと同じことが今日本で起きているんだ。
地震で、津波で、亡くなった方がたくさんいる。
食べるものがなくて、住むところがなくて、苦しんでいる人がたくさんいる。
同じ日本で、ついこの前までは普通の生活をしていた人達が苦しんでいるんだ。
自分の大切な人が死んだら嫌だろ?
苦しんでいたら心配だろ?
そんな人がたくさんたくさんいるんだ。
それでも、「興味がない」の一言で済ますか?
これでもまだ他人事だというのなら、本当に自分が当事者にならなければ分からないのだろう。
食べたいものが食べれて、あったかい布団で寝れて、やりたいことがやれる。
俺たちにとっての当たり前の生活がどれだけ幸せかを考えなきゃならん!
この当たり前は、当たり前ではなく、”かけがえのない幸せ”だ!
今あるものに感謝できなければ、これから一体何が手に入れられるというのか?
ないものねだりでは幸せはつかみとれない。
”ないもの”にフォーカスを当てるんじゃなくて”今あるもの”にフォーカスをあてれば、自然と感謝があふれてくるはず。
たくさんの失われた命からそれを学ばなければならない。気付かなければならない。
偉そうなことをたくさん書いたが、同じような想いを持って下さる方はきっと、たくさんいると思う。
声を大にしてメッセージを伝えたい人だってたくさんいると思う。
俺もその一人だ。
このメッセージを伝えていく。
それが、被災地の現状を自分の目で見て、声を聞いて、魂に刻んだ、俺の役割じゃないかと思っている。
今こそ日本が変わる時なんだ。
きっと、みんな世の中を、日本を良くしたい、という気持ちは一緒なんだ。
だからこそ、政治に文句を言ったり、愚痴を言うんだ。
それは期待の裏返し。
きっと、今、本当に志と力あるリーダーがあらわれたらみんながスゴい力で応援すると思う。
みんな、何かを変えてくれるリーダーを探しているんだ。
だけど、これからは自分以外の誰かに期待するだけじゃなくて、自分も変わっていかなくちゃならん。
だから、今こそ一人一人が変わっていってほしい。
そして、「愛と絆の共有」をしよう。
大切な人に愛を与えよう。
絆を分かち合おう。
そんな小さな変化が、大きな時代のうねりを作っていくんだと、俺は信じています。
毎度のことですが、いつもこのブログやフェイスブック、ツイッターを見ていて下さる皆様、
本当にありがとうございます。
最近はブログを転載して頂いたり、「メルマガを転送してもいいですか?」というお問い合わせを頂いたりで、
ますます皆様のご支援の大きさに感謝しております。
もし、俺のブログやメルマガ、フェイスブック、ツイッターが少しでも皆様のお役に立てるなら、転載・転送は大歓迎です。
ぜひご活用ください。
世間の落ち着きが見え始めて来ましたが、俺のメッセージがの誰かの心に届き、
変化のきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
一人でも多くの人が、大切な人に、被災地の皆様に、愛と絆を届けて下さることを祈って。
加藤秀視