おれはいま、密かに若い子の育成に力を入れたりもしている。実際うちのスタッフも若いし、若い子たちのためのコミュニティである『SURVIVE CLUB』ってプログラムも、これからイケジュンと本格的に始まっていく。
やっぱり、若い人たちの育成に時間とエネルギーをもっとかけたいなと思ってて。それはなぜかというと、これから若い子たちがいかに様々な業界で活躍していくかが、大きく言えばこの国のためだと思うから。
もちろんいま活躍している先輩方も多いと思うが、そこだけにフォーカスを当てるんじゃなく、これからの若い人財を育て、輩出していくことが色んな意味で大事な過程じゃないかなと。
時代は、若い子たちが変えていく。
その若い子たちというのはある意味、「よそ者」だし「ばか者」で。
よそ者というのは、ある意味ルールを知らない人のこと。例えば新しく業界に飛び込んでくる人というのはある意味よそ者で、高い志で業界を変えていく資質を持っているとおれは思ってるわけだよね。
その世界にずっといる、固執し低迷した人たちよりも、その世界に新たに飛び込んできた新人がその世界を変えてしまうというのは、よくある話。
変革は「若者、バカ者、よそ者」から始まる!
そしてばか者っていうのは、良い意味でルールを守れなかったりする人たちで。ルールってなにかというと、人が勝手に作り出したくだらない枠組みやテッパン的な常識みたいなもの。
ばか者は、そんなものは守らない。もっと広い考えややり方を主張して、いままでのやり方や考え方に囚われず、最も効率的なやり方を導き出す。
先人の言うことはあまり聞かないが、ある意味では、人に感化されず自分をしっかりと持ってると捉えることもできる。
若者には、若いエネルギーがある。これは必ずしも年齢が若者って意味だけではなくて、若い情熱的なエネルギーを持ってるってことが最も大事じゃないかなと思ってて。
そういう若い子たちがこれから時代を変えていくとおれは思ってるからこそ、そういう子たちの育成の場を作りたいと思って『SURVIVE CLUB』なんかもやってる。
おれの中で、20代で絶対にやっておかなきゃ後でめちゃくちゃ後悔すること、あとで必ず泣くこと、本当は苦しまなくていいことなのに超苦しむことってあると思うんだよ。
今日はそんなことを少し伝えたいと思う。
笑われて強くなれ!
まずおれが20代までに絶対にやっておく必要があると思うことの1つ目は、人に笑われること。人に笑われても、大恥をかいても、失敗しても、折れない心を育てるってことだと思う。
結局、どんなに才能がある子だって、大恥を書いて失敗をして人に笑われて、くじけて心が折れてしまう子って本当に多い。
だからそういう経験を特に20代の若いうちからしておくと、必ず今後に活きていく。もう、徹底して心を折られることなんだよ。徹底して、恥をかかされるってことが大事なわけだよね。
もっと言えば、自分が恥だと思っていることをやるのもそう。こういう免疫力を付けておくと、30代40代50代で大恥を書いても、人に笑われても、絶対に心が折れなくなっていく。
多少折れかかることがあったとしても、ボキッとはいかないわけだよ。こういうことを20代のうちにたくさん経験しておくことが大事。
自らでも転べ!
2つ目は、コケる経験をすること。たくさん失敗をすること。失敗を認めることもそう。そういうコケる経験をしておかないと、強くならない。
失敗はして当然だからこそ、失敗しても再び前に向っていくってことだと思う。だから自分の失敗をまず認める、自分の失敗をちゃんと受け入れる、自分の失敗を重ねる、人の失敗をちゃんと認めてあげるってことが大事じゃないかなと。
こういうことも、20代で覚えておくことがめちゃめちゃ大事なわけで。
失敗を失敗のままで終わらせてしまう人もいるが、その失敗をクリアするアイディアを練ったり、クリアする行動をすれば、その失敗は失敗ではなく、経験へと変わっていく。
だから20代のうち絶対に必要なことは、失敗をするとか、失敗を重ねるとか、自分の失敗も他人の失敗も認めて学ぶことだし、失敗を失敗で終わらせないようにカタチを変えていく経験を積むことが大事じゃないかと思う。
徹底的に勝たせろ!
そして3つ目は、人を勝たせること。20代のうちは徹底して人に貢献すること。徹底して人にギブをすること、そして気を遣うこと。これはもう間違いのないこと。
これをやっておかない人っていうのは、やっぱり30代40代になっても本当に気が利かない。
30代40代で気が利かないやつって、「なにこいつ?」って思われてしまうわけだよ。どんだけ仕事ができたとしても「そんなこともわからないの?」ってなってしまうわけだよ。
気の利かないやつっていうのは、俯瞰して物事が視えてないやつが多い。自分のことしか考えてないんだよね。ここでいかに人を勝たせるか、徹底して貢献するかが大事なわけで。
自分が尊敬している人でもいいし、自分の会社の上司でもいいし、そういう自分がリスペクトする人に徹底して貢献する、気を遣う、勝たせるってことをやることが大事なことなんだよ。
これを20代のうちから学んでおくことで、30代で顧客を勝たせるとか、自分が組んだ人を勝たせるってことが平気で言えるようになるし、それが当たり前になっているわけなので。
結局、おれたちの豊かさっていうのは人を勝たせた結果でしかない。これを20代のうちに覚えておくというのは大事なこと。
30代まで行ってしまうと我が育ってしまってなかなかそういう考え方になれないので、20代のうちから覚えておくことをオススメする。
素直であれ
最後に4つ目は、言われたことを「はい」と素直に聞くこと。「すみません」と素直に謝れること。
こういうことを言えないやつってはっきり言ってダメ。これはある意味、20代だから言えることなわけだよ。
30代40代になってなかなか「ごめんなさい」「すみません」「はい」っていうのは、言えなくなってくる。「はい」って言っても「でも…」、「ごめんなさい」って言っても「でも…」とかね。そういうのが出てくる。
だからこの「でも」を言わないこと、心から素直にそれを聞くってことを20代でやるべきことじゃないかなとおれは思う。
こういう基本をしっかりと20代のうちから学んでおくってことが、実を言うとすごい大事なことなんだよね。
こういう土台があって初めて、ビジネススキルややり方、方法、運、先輩から引き上げてもらう力が養われるわけだよ。こういうことって本当に大事で。
覚える道は、経験のみ!
『SURVIVE CLUB』でも、こういうことをちゃんと若い子たちが覚えていくだろう。教えていくのではなく、覚えていく。
それがカタチになればいいなと思ってるし、これを若いうちに身体で覚えておくってことが30代40代になってすげえ強みになるんだってことを知っておくことが、大事じゃないかなと。
いま世の中で成功している30代40代50代の人はみんな、恥を書いて笑われたこともあるだろうし、失敗もしたこともあるだろう。
嫌なことでも苦しいことでも、様々な経験をした人が多いと思うんだよ。でもそこに屈しずに人生という土俵にいま残っている人が、活躍している人なわけで。
そんなのは、歴史を見れば明らか。
だからぜひ、こういうことをあなたにも早いうちに身体で覚えておいてもらいたいなと思います。
気愛
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