若いうちだからこそ 磨ける原石

「若いうちから、どんな事前準備をしておくか?」
って、後々のことを考えると実はすごく重要だよね。

もちろん、準備ってのは
あくまでも段取り八分みたいなことで。

若いうちだからこそできる
準備期間ってあると思うんだよ。

で、

それを知っているか?
しているか?

知らないか?
していないか?

ってすごく大きな差が出るなーと思う。

ここ2回くらい大学生のみなさんと
意見交換会をさせてもらって本当に思ったけど、
やっぱり学生って若いし才能がある。

 

ここで冒頭でも伝えた段取り八分につながるが、
「自分って名の原石」を磨くために必要なこと
を全くやってないし、
それに必要なことをどうやってやればいいのか、
全く分からない人がすごく多いな、って印象でした。

 

やっぱり、
人って磨けば光るところって必ずある。

誰かに何かを教えてもらうってことも大事だが、
いかに環境や人と触れ合って自分自身を磨いていくのか、
ってすごく大事なんだよね。

これって教えてもらうこととは違う。
自分の視界に入るものや、
その場や人から感じることとか、
見て学ぶこと、想像すること。

そのステージの感覚なんだよね。

 

「教えてもらう」ってステージだと
いつまでも誰かや何かを待つステージで、
頭で記憶し頭で理解するステージで止まる。

 

知識としては覚えるけど、

社会で生き抜くために必要なのは
「知識」を「知恵に転換」できるか?

なんだよね。

 

ここで一つ、質問です。

「1+2」の答えは??

 

・・・

 

当たり前だけど、「3」だよね。

じゃあ、別の質問。

「41+38+107+5298」は?

答えは、「5484」ですね。

じゃあ、さらに、この4つの数字を一つずつ足してみて?

「5+4+8+4」=21

さらに、この答え「21」を一つずつ足すと・・・
答えは「3」になります。

さらに別の切り口で考えてみよう。

「41」「38」「107」「5298」

最初の4種類の数字を一つづつ足すと
「4+1+3+8+1+0+7+5+2+9+8」=48。

これを一つづつ足すと4+8=12。

さらに一つづつ足すと・・・「3」だよね。

 

このプロセスすべて、最後の答えは「3」になる。

使ってるのは「足し算」だけだけど、
数字の捉え方やプロセスは全く違うよね。

ここで、言いたいのは、
「これが、柔軟性や知恵」ってことで。

誰もが知っている常識内のプロセスだけじゃなくて、
同じ答えでもプロセスが変わることで
面白いイノベーションが起きる、サービスが生まれる。

ビジネスも一緒なんだよ。

それは、
足し算でもいいし掛け算でもいい。
正直、なんでもいい。

これは知識の中で得た常識とは違う視点だよね。

 

だからこそ、若いうちからすごく大事なことは、
「自分の中に潜在している力」をどうやって磨き
自分の武器として役立てるのか?ってこと。

今回の意見交換会で一番感じたのが
「それが、みんな無いんだな」ってことだったので、
今回の記事を書かせてもらった次第です。

若いうちや学生のうちから
自らの力で生き抜く力というか、
自力の価値や他力の価値をどう磨き
どう活かすかを身につけておくって
すごく大事だと思うんだよね。

 

例えば、いろんな会社があって職業があって
みんなどこかで働くことになるとは思うんだけど、
会社で活躍するときって「要素」が絶対に必要なんだよ。

リーダーシップとか
チームを巻き込み協働して何かを作り上げることとか、
問題を発見し解決クリアしていく力とか、
そういうものって普遍的なテーマなんですよね。

 

どこに行っても、どの業種でもどの会社でも、
活躍して稼いでいくためには必ず必要になる要素の一つだから。

 

なぜって、言われたことだけにただ従うのが
「いい社員」って評価される時代ではないわけだよね。

今まではそれで良かった。それで評価された。
実直に上の言うことにただ黙って従い
業務を遂行すれば順調にいく時代だった。

労働者もその働き方で
雇用する側もその仕方で良かったんだよね。

だが、時代は労働を効率よくできる
テクノロジーに変化している真っ最中。

 

ただ言われたことだけに従うポテンシャルの労働ではなく、
自分からゼロイチで創り出す
ってことが全くできない人材だと

生きていくことはできても、活躍はできないし、
自らのポテンシャルでは生き残ってはいけない。

 

そのためには
学習方法は探求学習に変え、
ビジネススキルや資格だけではなく、
もっと普遍的な力や能力の開発が
今後は更に必要な時代になった。

課題発見力とかもその一部です。

 

こういう普遍的なポテンシャルを、
いかに若いうちから要素として身につけておくか?

それが、私が何度も言ってる
「生き抜く力」ってことなんです。

 

誰でも情報の取り方が平等になり、
発言も得ることも自由になり、
自由な選択ができる時代であっても

「その時代にあった生き抜く力」が無いことには
正直、宝の持ち腐れのようなもの。

 

チャンスな時代なのに
生き抜く力が無いのでその時代で活かせない。

これってただの機会損失ですよ。

でも、そういう要素がある人からすれば
これからの時代は水を得た魚のようでしょう。

 

現状の世の中を見ても
過去を見ても

自分のしたいことを形にして
自分のしたい人生をデザインにできる人は
皆「生き抜く力」がある人なんです。

 

生き抜く力のことを勘違いしている人も多いので
あえて伝えますが、
生き抜く力って根性とか運のことだけじゃないんです。

 

それも成功していく要素の一つだと思いますが、
根性と運だけに依存しているうちは
何も現状は変わりません。

その逆で、生き抜く力を手にする過程においては
運も根性も更に磨きがかかっていくんです。

 

こういう力があることによって、
どこの会社に行っても
どんな職業に就いても使えるわけですよ。
これ、分かりますよね。

 

こういうポテンシャルがあることによって、
自分の価値が高まり、人生の選択肢が広まるってこと。

この逆で、こういう力がないと、
残念ながら人生の選択肢が狭まってしまうのも事実です。

 

では、この「生き抜く力」を
どのように身につけていけるのか?

って視点が重要で、
学ぶことが決して重要なことではない。

「何を得るのか?」という目的が重要。

 

若いうちだからこそ、
そういう要素が学習できる環境に身を置き、
どんな人たちと一緒にいるか、ってことが
人生の大きな分岐点になってくる。

 

若いうちって、決まった範囲の環境とかしか出逢いがない。
もちろん、飲み会や同じ学生との出逢いの場はあるが、
そこはさっきも言ったような
大事な力を教えてくれる環境ではない。
ただの出逢いや遊びや息抜きならいいが。

 

だからこそ、そういう力が得れる場が求められてるし、
それをデザインするってことがすごく大事だと改めて感じる。

 

こういうことを若いうちから要素として
身体に記憶させることによって、
それが社会で使えて発揮できる力になる。

 

何度も伝えることになるが、
学生のうちに学校で生きてくために必要な力と、
社会で生き抜くために必要な力はかなり違うんです。

 

だからこそ、学生のうちから
社会に出て必要な力・要素っていうのを
ちゃんと体験で学習しておくこと。

 

社会に出てもすぐに使えるように
準備をしておくってことだよね。

 

例えば、小さい頃からサッカーボールを蹴ってきた人って、
大人になってもある程度サッカーボールを扱えるよね。
私も小中とサッカーをしてきたから、
ある程度は今だに扱える。

なぜって、シンプルで
単純に小さい頃からやってきたから^^

 

野球もバスケもバレーも全部同じ。
小さい頃から積み上げてきたことって
身体が覚えてるから、ある程度はできるよね。

 

もちろん、こうしたスポーツを小さい頃から
積み上げるのは健全でいいとして、
大人になってスポーツをしない人にとっては
あんまり社会で活きないよね。

もちろん、スポーツ自体は活きないが、
スポーツを通して学習した要素が活きることはある。

 

だから、スポーツの積み上げと同じように、
ビジネスや社会に出て活躍するには絶対に必要不可欠な力、
人とコミュニケーションを取る力、問題を発見し解決する力、
自ら考えて答えを創る力、

こういう力ってこれからの時代は
とっても価値をもたらし、
必要な力となるんですよね。

 

だからこそ、こういう力を身につけることによって、
小さい頃からサッカーのリフティングをやり込んだ人が
大人になってもずっとできるのと同じことが起きる。

 

これはね、もう自然学習の領域ですよ。
小さいころ探求したから身についた!みたいなね。

 

小さい頃やできるだけ若いうちから社会に出て
必要な力を学習しておく必要がある!というのは、
そういう理由からなんだよね。

 

そのためには、どんな視点を養い
どんな環境に自分の身を置き、誰と出逢い、
誰から影響を受けるのかが
ものすごく大事になってくる。

 

私は、若い子たちの今の現状と
これからの重要性と価値が誰よりも
分かっている一人だからこそ、
ここからそういう場と環境作りをしようと思った。

学生と意見交換会をしてるのも、
そうした理由からなんです。

 

今の現状について、学生たちと
直接会って目を見て話す。

その場をリアルに感じながら、
これからの学生たちの成長と
キャリア形成のためになる環境と
啓発される出逢いの場を作りたい。

これから、常にやり続けていく必要があるな
ってしみじみ感じてるんだよね。

 

これまでに2回、
学生さんたちとこうした会を設けさせてもらって、
いろんな子たちから本音をたくさん
聞かせてもらいました。

参加してくれたみんな
ありがとうございます。^^

そこで感じたことを今回
こうして記事を書かせてもらってます。

 

やっぱり若いころから大事なのは、
「自分は、ダイヤの原石である」
っていうことに気づくことだよ。

でも今はただのそこらの石ころってこと。

今はただの石ころだが、
何かのキッカケで原石に気づいて磨いて、
自分でそれを出す人もいる。

けど、人に磨いてもらい、
場で磨いてもらって出せる人もいる。
というか、後者が大半だろうね。

 

結局、自分でしか磨いて出していけない人しか
社会で生き残っていけない世の中だったら、
これほど可能性のないつまらん世界はない。

 

やっぱり、何かの出逢いによって磨かれる、
環境によって磨かれる、

これは正しい成果や答えを教えてくれる
という話ではなくて、
自分が環境と人を見て学んで、
自分で感じて、結果的には自分で
自分を磨きあげられるようになっている、
ってプロセスがすごく大事。

 

だから、磨き上げれる人と出会う、
磨き上げれる環境と出会う、
ってことがとても大事よね。

 

私は、これから学生の子たちにとっての
探求の環境・場・人づくりをしていく。

 

大事なのはこちらから何かを教えるのではなく、
みんなが何を学習したのか、
何に気づいたのかってこと。

 

また、どんなことを学習したいのか、
そこから何を掴み取りたいのか?
こういう体験の場や振り返りの力を
上げていくことによって、

自分が今後どんな情報からも
自分の実や糧につなげてデザインすることも
できると思うんで、そんな手法もみなさんと
共有していきたいと思ってます。

 

また、これからも学生との意見交換会を
やろうと考えているので、

ぜひ集まってもらって、その価値を改めて
リアルに感じてもらえれば嬉しいなと思います。

ではでは^^

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