つながる技術

先週末から3日間、福岡、大阪、東京と「不変のセールス力継承セミナー」をやらせてもらいました。本当に多くの方々に参加していただいて心から感謝します。

セミナーの中でも話した「つながる力」「伝える力」「売る力」。この3つの力があるだけで、人は莫大なメリットを得ることができる。

特に「つながる力」は人間には絶対に必要で、つながる力がないことによっておれたちは様々な機会を損失してしまう。

「好きな人とつながれない」
「好きな人と組めない」
「人を巻き込めない」
「協力を仰げない」
「協力者になってくれない」

こういうことって本当にたくさんあるんだよね。

おれが伝えたかったのは「つながる」っていうのは「概念じゃなくて技術」ってこと。技術を手にすれば誰だってうまくいく。

でも今の時代はみんなつながる力がないし、うまくいかないのは「つながる力がないから」っていうことがわからないんだよね。

つながる力がなかったら、絶対に目上の人から引き上げてもらえないし、つながる力がなかったら自分にない力を借りることはできないわけだよ。

だから、今回はつながることがどれだけ大事かってことをお伝えしました。

他にも「伝える力」「売る力」も含めて3つのスキルをお伝えした。

概念のことを話すことはよくあるんだが、こうしてスキルを具体的に話すことはほぼなかったので、参加していただいた方は楽しんでもらえたんじゃないかなと思います。

本当にありがとうございます。

リクエストにお応えして


実は今回のセミナーが人気で、30名限定だったので中には入れない方もかなり多くいた。福岡だけ若干30人に満たなかったんだが、他はみんな30名を超えてしまって。

実は今回のセミナーの後に、希望者のみに本邦初公開の「セールスマスターアカデミー」の案内をさせてもらったんだが、入れなかった人からぜひ詳細を聞きたいと多数リクエストがあった。

そこで今回、おれのプロデューサーであり、パートナーの長倉さんが追加で説明会を開催してくれることになったので、今回入れなかった人や、どうしても日程が合わなくてこれなかった人はぜひ来てもらえればいいんじゃないかなと思う。

これが最後のチャンスとなると思うので。
詳細は以下からご覧ください。

「1億稼ぐマインドの作り方&セールスマスターアカデミー説明会」
http://internationalpublishers-syndicate.com/kato/sales.pdf

とある若者との再会


今日はすげー嬉しい知らせがあったんで、ブログを書きました。

今回、福岡、大阪、東京とセミナーを回って、その合間で横浜で横浜市主催のリーダー育成のコンベンションがあって、そこの第1回目の講師も担当させてもらった。

で、その日の夜に東京でセールスセミナーがあったわけだけど、セミナーが終わった後にある若者がおれのところに来て。

涙ぐんだ顔をして「俺ずっと加藤さんに会いたかったんです」っていうわけだよ。で、前におれと会ったことがある、って言うわけ。

おれもいろんな方とお会いしてるので、失礼だけど覚えてなくて。

相手は講演を聞いてくれてるから覚えてくれてるかもしれないが、おれの場合は講演会でも500人とか1,000人とかの人数になるから、一人一人の顔までは覚えられない。

だから「悪いんだけど覚えてなくて。どこで会った?」って言ったら、なんと7年前に川越少年院でおれと会った、って言うわけだよ。要は受刑者だったわけだよね。

この若者は7年前の18歳の時、覚せい剤の売人と窃盗で捕まったらしいんだが、おれが川越少年院で講演をした時にちょうど服役中だったわけ。

「悔しくねえのか?」


おれは「道を踏み外した子ども達を啓発する」っていうのが活動の一つでもあるわけで。そういう子たちを更生させるキッカケを作るってことがおれの活動の指針の一つ。

特におれの中でも川越少年院には非常に深い想いがあったから、そんな想いも込めて講演したわけだよ。で、そのときにみんなに「悔しくねえのか」って強くメッセージしたのを未だに覚えてる。

「おれはお前らより年が離れてるけど、おれも昔悪かった。おれもお前らと一緒だった。

でも、おれは今こうして社会に出て活躍して、お前たちみたいな子ども達にこうやって啓発してるぞ。

お前は悔しくねえのか?落ち込むとか自分を責めるとかいろいろあると思うけど、それよりも悔しくねえのか?」

って。なんでこんなことを言ったかって言うと、結局自分を責めたって落ち込んだって意味ないわけだから。それよりも「悔しくねえの?」っておれは思ってるんだ。

「悔しかったらやれ!」ってことだし「更生しろ」ってことだと思うんだよね。

反省とか責めるとか落ち込むとかはあんまりいらないと思ってる。だって、エネルギーを下げるだけなわけだから。

でも悔しさっていうのは、エネルギーを高める可能性だってあるわけで。だからおれはあえて「悔しくねえのか」って煽ったわけだよね。

なんだあの加藤秀視ってヤツは!


「お前らは犯罪を犯したから入ったんだよな?でもここに入ってるってことは反省して罪滅ぼしをしてるってことなんだから、だったらあとは頑張ればいいじゃねえか」

って言った。セミナーに来てくれた子はこの一言がすげー響いたらしくて。彼はそんとき、悔しかった、って言ってくれた。

もちろん、おれは悔しさを与えるためにわざとやったわけだけど。

で、講演後に房に戻ったら「なんだあの加藤秀視ってヤツは!ふざけんじゃねえ!」ってかなり盛り上がったらしくて。笑

でも、そのあとみんなおれの本を買ったり、教官に

「加藤さんと連絡取れないんですか?」
「加藤さんに会えないですか?」
「もう1回加藤さんを呼べないんですか?」

って問い合わせがだいぶ殺到したらしい。笑

それで川越少年院から「加藤さんの連絡先や住所は教えられないんで、こういう声があったことだけお伝えしておきます」って連絡をもらったんだよね。

魂が喜ぶ瞬間


で、今そいつは会計事務所を起業してて、今度経営大学院に入学するみたいなんだよね。今すごく真面目に頑張ってて、出所して5年近く社会で全うに頑張って働いてるわけだよ。

バリバリ実業家として頑張ってて、そんな姿をおれの前に見せてくれて、涙ぐんで「ずっと加藤さんにお礼が言いたかったんです。本当の意味でお礼参りです」なんて言ってくれた。

本当に嬉しかった。「本当やってきてよかったな」っていう思う瞬間だった。

おれは学校講演ももう7、8年やってて、そういう子たちが20歳を過ぎて、会いに来てくれたりするんだよね。講演会に来てくれて「学生のとき、加藤さんの話を聞いたんです」って。

そういう子がくればくるほど「本当にやってよかったな」って思うし「本当あのとき全力で話してよかったな」って思う。

今回のセミナーではセールスマスターアカデミーの案内もしたんだけど、そいつは受講しようとしてて。だからおれは「受講しなくてていい」って返したんだよね。

そいつは「なんでもやるんで!」「加藤さんのためならなんでもやりますから!」って言ってた。

「なんか気に入らないヤツがいたら言ってください」ってバカみたいなことも言ってたな。笑

本当に彼らって、まっすぐなんだよね。

まっすぐで、本当に誰かのために「命をかけられる」「体張れる」ってアホみたいなこと言うヤツらなんだよ。

お前らのエネルギーは人を傷つけるためにあるんじゃない


そういうやつだから、ちょっと道を踏み外したら間違った方向に行っちゃうし、道を正せば本当にいい方向に行く。だからおれはそいつにこう言った。

「仲間いたりするんだろ?」
「います」
「川越のときの仲間と今も付き合ってるのか?」
「何人かいます」

「じゃあそいつらに言っとけ。お前らのエネルギーは人を傷つけるためにあるんじゃねえんだぞ。エネルギーは人を助けるためにあるんだから、どんどん人助けをしろ。

これからは人助けが全部正しくなるし、人助けがビジネスになっていく。だから人の喜ぶことをしろ。人が悲しむことをするんじゃねえぞ」

って。おれもそれなりに先輩ずらして言ったけど。笑
本当にこういう出会いは嬉しいな、って思う。

中にはお世話になった人を誹謗中傷し、自分の正論を述べるバカもいるし、そう思えばこうやって、わざわざおれのところに来てくれて、わざわざおれにお礼を伝えてくれるやつもいる。

おれの周りには20年以上の付き合いになるメンバーがたくさんいるが、こうやって何十年も一緒にいて、支えてくれて「本当に代表のおかげで」って言ってくれるメンバーもいる。

本当にいろんな人がいるな、って思う。

問題は起こした方がいい


おれは完璧じゃない。完璧じゃないけど、仕事では常に完璧で在りたいと思ってて。「人間的にはダメけど仕事はプロだよね」って言われるような人間になりたいな、っていつも思ってる。

誰にでも問題って大中小あるけど、おれは問題は起こした方がいいと思ってるし、人に迷惑をかけた方がいいとさえ思ってるんだよね。

なんでって、問題を起こさなかったら何が問題かもわかんないし、問題を起こして初めて自分がわかるんだよね。どんだけ自分がちっちゃかったかってわかるし、弱かったかってこともわかる。

問題が起きたときに「誰がそばにいてくれるか」ってこともわかるし「誰が離れていくか」ってこともわかるわけだよね。

そのとき初めて、人に面倒かけたなって言えるし、面倒や迷惑をかけるから、それを恩返ししようと思えるんじゃないかな、と思う。

おれはもう40歳だけど、今でもたくさん人に迷惑をかけていて、だからその分、人の問題も受け入れてやれるし、人の問題も解決に導くことができると思ってる。

おれの一番の強みは、自分が問題児でたくさん問題を起こしてきたからこそ、人の問題を受け入れるキャパシティがあるってところで。

おれはこれからもそういう器のある大人でいて、子ども達には「これからだよ」ってことを常に自分の人生を通して、伝えてあげたいな、って思ってる。

いつもいつもこのブログを読んでくださってる皆さまにも、本当心から感謝しています。
これからも精進していきますので、よろしくお願い致します。

氣愛

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