甦れ!東北復興サポートセンター「Hamanasu」始動!!

こんにちは!
加藤秀視です。
以前少し触れたが、ついに本格的な東北復興の為のプロジェクトを始動します!
その名も、
「Japan元気塾 甦れ!東北復興サポートセンター『Hamanasu』」
被災地に地元密着型のサポートセンターを置き、復興にかかわるあらゆる活動を行なっていきます!
そして、このプロジェクトが始まったら俺も被災地に住み込みます。
これから数回にわたってこのプロジェクトの目的や概要を書いていきたいと思います。
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3月11日。
今でも決して忘れません。
震災から2日後の昼間。
俺は居ても立ってもいられず、雪の降る中、福島、仙台空港、石巻、岩手に無心で飛び込みました……。
そして、現在も皆様方のお力添えのおかげ様で、支援物資数十トン、炊き出し数万食、その他瓦礫の撤去等、今に至るまで継続的に被災地支援をさせて頂いております。
震災から早3ヶ月が過ぎ、被災地では支援の動きも落ち着きを見せていますが、残る問題は山積みです。
復興には多くの人と力と時間とお金が必須!です。
現在、被災地の状態が「生存」から「復興」にテーマがシフトしてきています。
衣食住の問題から、徐々に長期的に取り組んでいく問題に変化してきています。
その中でも特に今、雇用の問題や仮設住宅の問題が顕著に表れてきており、被災地の方々は厳しい生活を強いられています。
今、被災地では雇用が大きな問題になっています。
津波によって働く場所を失った方々は、国が行なっている陸と海の瓦礫撤去を行ない、収入を得る方法が与えられています。
しかし、瓦礫撤去は重労働で、女性や高齢者にはとても厳しいのが実情です。
さらに、瓦礫撤去で働けるのは一家に一人から二人。
その上、海で働いてきた漁師の方々でさえも3日行けば疲れ果てて、次の日は行けないという声をよく聞きます。
また、海の瓦礫撤去は海に沈んでいる重いもの。
国が全力で資金と方法を投入して動かなければ、地元の人たちの力だけではどうにかなる問題ではありません。
幾度やろうとも、気休め程度にしか片付かないのです。
その他の瓦礫撤去ができない人達は、仙台や福島、また県外まで出稼ぎに行き、家族と離れて働くことで収入を得ています。
しかし、県外で仕事を見つけるのも決して簡単ではありませんし、出稼ぎには、車で行けばガソリン代、宿舎代、外食代とかかり、結局手元に残るのは僅かな給料のみとなってしまいます。
週に一度家に帰ってきては、疲れて寝てしまう。
最近は笑うことさえも忘れてしまっていると言います。
また、最近は妊娠した母親たちからの相談も増えています。
一般的に東北の家庭は、子宝に恵まれている家庭が多く、兄弟の多い子ども達をよく見かけます。
しかし、せっかく授かった子宝も、収入がなくなってしまった今、産むことができない……。
また、こんな災害時に妊娠したなんて、役所にも申請しづらい、誰にも言えない。
でも、産まない以外の方法は絶対に考えたくない!と夜も寝られず、深刻に悩んでいます。
地元で働くご主人も震災の影響で給料が10万しか貰えなくなってしまったと聞きました。
「お金があれば!お金さえあれば!産めるのに……」
ある母親が泣きじゃくってこの言葉を訴えてきた時、自分の無力さに胸がとても苦しかった。
さらに、仮設住宅の問題もあります。
ただ仮設の住まいだけを明け渡されても、家電品もなければ日常品も食料品もない、あるのは避難所で分けてもらった明日までの食料品だけ。
ある老夫婦は仮設住宅に優先的に住めたのはいいものの、話す相手もいなければ、やることもない。
ただ1日ぼーっと過ごすだけ……と孤独感と不安感を感じ、人のいる避難所に帰ってこられたそうです。
下手に仮設住宅に住んでしまって、物資の支援が受けられなくなったり、話す相手もいない不安感や孤独感を感じるなら、いっそプライベートが無くても人のいる避難所の方がいいと言う方もたくさんいます。
仮設住宅に住んでも働き口がない方やお金のない方は、長期的に必要な日常品や家電品の物資さえも買えないのが現実です。
「自分たちの力を故郷の復興に使いたい」
「こんな時だからこそ家族の側に居てやりたい」
「もう一度地元で働きたい」
被災地の方々は口をそろえてこう言われます。
2年後、3年後であればそれも次第に可能になっていくことでしょうし、国の支援も本格的に動いてくるでしょう。
しかし、今現在!今日、明日、来週、来月!を本当に困っておられる方々、苦しんでおられる方々が山ほどたくさんいるのです。
こんな状態ですから、精神的な疾患を訴える方々が多くなってきたのも現状です。
そこで俺は、中途半端はやめて!本気の本気で被災地の方々と向き合うことにしました。
そして考えの末、「被災地復興の為の雇用」を作りだす為、俺は東北復興サポートセンターを宮城県南三陸町から建てることを決心しました。
次回へ続く。
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