先日もお伝えしたことだが、いまの日本の人材教育に最も足りないのは「サバイバリティ」。
サバイバリティというのは何かと言うと、生き抜く力や本来誰にでもある本能的で純粋な生命エネルギーのこと。
平和でゆとりある日本なのは結構だが、その結果いまの日本人にはサバイバリティが欠如してしまっているし、当然のごとくサバイバリティという力が失われた現代では、誰もその力の価値や重要性を教えることはできない。
家庭でも学校でも職場でも、誰かに引かれてるレールの上を歩くだけで、新たな道を作るためにいばらの道を突き進もうとする人は極々わずかな人材のみ。
サバイバリティがないことによって、何にでも理論理屈のみで、頭だけデカくなり、行動できない、継続できない、体験しない、身体を張れない、応用できない、動けない「情報デブ」な人間がたくさん量産されてしまっている。
今の日本って正直なんでも小馬鹿にしてても頑張らなくても、ぜんぜん生きていける。仮にもし明日の食べ物や飲み水もない社会だったら、みんないまごろ必死になって飲食物を探すはず。震災後の経験をしている人ならわかるはず。
そんな中で食べ物や水を探しているやつに「お前って意識高いな」って言わないし、餓死しそうで必死に助かろうとしている人に「お前って意識高いな」って言わないでしょ。
平和だからか、意識を高くしなくても、頑張らなくても生きていける。これはある意味では、良いことなのかもしれない。
ただ、そうしているうちに蟻地獄に沈んでいることを多くの人はわかってない。だからおれはそういった人たちとは関わらないようにしてきたし、口うるさく言ってる。それでもわかろうとしなければ、そういった人たちはその蟻地獄に沈むことになるのは明らかで。
おれは人材育成家としてもちろん蟻地獄には沈まないし、多くの人たちを沈まない場所へ導ける人材をたくさん輩出する。
そういうわかってる人と一緒に何かしたいし、老若男女関係なく、そういう人とつながって、蟻地獄を出てもっと素晴らしい何かをつくることが必ずできると思う。
「頑張らなくてもいい」とか「意識なんて高くなくてもいい」とかそんな感覚は生命力を奪う洗脳で、不感症どころか、すでに平和ボケの末期症状だと思うのだ。
氣愛
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